大野智voice、今日は歌声じゃないですよ。話し声です。
以前にも
その6('10の紅白の司会)や
その19(Boys be ambitious)で
語ったことはあるけどね。
私が最初、大野くんの歌声にはまったのが'10年の9月。
でも、話し声の魅力に気づいたのが年末の紅白ということで、間があいてるんですね。
それは、やはり普段の素の時の声とのギャップがあり過ぎるからかな。
素の時は、ほんとに力抜いた感じで、日本語もたどたどしくて、ほんと大丈夫か…と
心配になることもあるくらいなんだけど(^^;)、でも、何か役割を与えられると、
ガラッと変わっちゃうんですよね。
その時のお仕事の内容によって、声を使い分けてるでしょ。
紅白の進行する時の声は、落ち着いた頼もしい感じ、
ダンス甲子園のチーム紹介は、怪物くんチックで勢いのある感じ。
そして、ナレーションとなると、また違う声色なんだよね。
明らかにスイッチ入れてるんだけど、
それがね、全然わざとらしくなくて自然なんだよな。
「すべては夢を届けるために~ウォルト・ディズニー 創造の軌跡~」でも、
いろんな声が聞けたね。
素の大野くんの飾らないしゃべり方。
一つ一つ言葉を探しながら自分の想いを話したり、思わず感激や驚嘆の声をあげてしまったりと、
見ているこちら側まで顔がほころんでしまう。
そして、ナレーションの声は、落ち着いたとても聞きやすい声。
話の流れや言葉の内容によって、テンポや声色を微妙に変えたり、抑揚をつけたり。
どこだったか忘れちゃったけど(^^;)、「広がって」(だったかな?)とかいう言葉を発する時、
本当に広がりが感じられるのよ~。
そう言えば、歌う時もそうだね。言葉の意味や感情を声色や歌い方で表現してる。
そして、一番私が好きだったのが
「すべては 一匹のねずみから はじまった」この声がたまらなく好きで、声の響き、間の取り方、語尾の抜け方、何もかもが申し分ない。
思わず心がざわざわしてくるような声。
番組の冒頭で、アナウンサーの方(?)が同じフレーズを言ってるんだけど、その時は淡々と…。
で、番組の最後、ウォルト・ディズニーのいろんな足跡を辿った上で、また同じフレーズを
今度は大野くん自身の声で聞くというのが、何だかとても意味深い…。
素敵な構成ですね。
そうそう!大野くんには、是非詩の朗読をやってもらいたい!
そう言えば昔…稲垣くんがやってたよね?ああいうのやって欲しい。
日曜の朝早くあの声で詩の朗読なんてやってもらったら、幸せ過ぎて何も手に付かなそうだけどね(^^;)。
それから、ラジオドラマなんてどう?
私、10代の頃聴いてたんだよなぁ…。
NHK-FMで夜の10時くらいから『サウンドストリート』っていう番組をやっていて、
その後にラジオドラマが流れてたの。
(ちなみに『サウンドストリート』私の記憶では、佐野元春、坂本龍一、甲斐よしひろ、烏丸せつこ、
渋谷陽一とそうそうたるメンバーが出てたよね。ということで、今調べてみたら、
山下達郎とか大沢誉志幸もだったんだぁ)
ラジオドラマ、中でもお気に入りは、寺山修司原作の『赤い糸で縫いとじられた物語』
映像のない声や音だけで表現される不思議な世界。想像力をかきたてられまくりました。
思わず原作本も買っちゃったんだよな~。
今思えば、私ってやっぱり昔っから「声」が好きだったんだなぁ。
耳だけで感じる世界。
それを大野くんの声だけで満たされたなら、それはそれは素敵な空間でしょうね。
どうせやるんだったら、大野くんなら一人二役とか三役とかできそうだけどね。
(そう言えば、ある声優さんが何十人ものキャラクターを一人で演じているのを
テレビで観たんだけど、大野くんだったらそれも夢じゃない?)
声優の仕事もやって欲しいけど、私的にはまず映像無し声のみのお仕事、期待してます(^^)